シーンの前線でDJキャリア40年を数えながら、いまだ来日を果たしていなかったアーティストは数少ない。イタリアのラリー・レヴァン(LARRY
LEVAN)と称されるダニエル・バルデリ(Daniele
Baldelli)は、まさにその代表格といえる人物。2013年1月11日(金)夜、東京・代官山のAIR(エアー)で初来日のクラブイベントが開催さ
れる。
彼が伝説のクラブ「コズミック(cosmic)」でプレイしていたクラッシックスをコンパイル&
ミックスした「cosmic the
original」は、世界のダンスミュージックファンから改めて高い評価を獲得する名盤だ。そしてこの夜の初来日ギグには、彼のミックススキルに多大な
影響を受けたKZA(FORCE OF NATURE)も参戦。代官山AIRでの初公演に続き、神戸troope cafe、名古屋club
mago、江ノ島oppa-laでもプレイする予定だ。
■ダニエル・バルデリについて
コズミックの創始者ダニエル・バルデリ。イタリアのラリー・レヴァンとも評されるバルデリは来日していなかった最後のビッグネームDJと言えるだろう。
ク
ローズするまでバルデリがレジデントを勤めたイタリアンディスコの伝説的クラブ「baia degli
angeli」。シャンパンの川が流れ、フロアを上下するガラス張りのエレベーター式DJブース、室内外に2つのプールを備えた伝説のイタロディスコだ。
その「baia degli angeli」でプレイしていた楽曲をコンパイル・ミックスした「baia degli angeli
1977-1978」や、その後のバルデリのスタイルを決定づけたと言える、宇宙船のコックピットさながらのDJブースでお馴染みの、伝説のクラブ
「cosmic」でプレイしていたクラッシックスをミックスした「cosmic the
original」で再評価が高まり、ここにきて日本でも数多くのメディアに取り上げられ、Force Of
Nature等のアーティストにも多大な影響を与えている。
独自の視点からありとあらゆるジャンルの音楽をピックアップし、例えば45rpmの曲を33rpmでプレイしたり(またその反対も)、ディスコやファンクの後にエレクトロニックミュージック、フュージョン、ブラジルをプレイ。スティーブライヒのミニマルな
楽曲とアフリカのマリンバをミックス、またバトゥカーダとクラフトワークをミックスしたり、フェラクティの曲にシンセサイザーで効果音を加えたり……。独
自のテイスト、ミックスのセンスを持ち、数え切れないほどのDJテクニックで観客を魅了している。絶妙なタイミングと各曲のピッチを記憶しているかの如
く、正確無比なミックススキルで数多くのDJに影響を与え続けてきた、まさにDJのオリジネーターだ。
没有评论:
发表评论